去る8月15日、二会場で執り行われました戦没者慰霊祭は、ムーンサーン会場70名(記帳63名)、バーンガート会場71名(記帳68名)と、延べ141名の方々にご列席を頂き、日本時間正午に黙祷し祈りを捧げました。
ムーンサーンの参列者数は昨年の2倍以上となっています。今回よりチェンマイの各日本人団体から多くの有志が加わり主催も実行委員会ひとつとなり、呼びかけで行き届く範囲が例年になく広がった効果と言えます。
今年度の開催は、委員会設立から約1ヶ月半という短期間で進められました。二会場がそれぞれの経緯から異なる運営方法を持つ中での調整にはじまり、新たに初めて加わる多くの実行委員との会議の中で、新体制は確立していきました。話し合いの際、誰もの心の底流に常にあったのは尊重し合う心でした。それが団結を生んだ運営へと向かいました。
参列者を見渡せば、チェンマイ在住者や旅行者など、この地に滞在している理由も様々であるところ、8月15日を特別な日として黙祷を捧げる日本人が大勢いらっしゃいました。心をひとつにまとまる和の心が慰霊祭の会場に溢れていたことを誰もが感したことでしょう。時を異にしてもこの地で亡くなられた先人と同じ心が私たちの中にも宿っています。
大勢の方々に参列して頂き、寄付金総額も3万バーツを超える結果となりました。有志で結成される実行委員会は、寄付で運営されています。その内訳は「収支報告」にて報告させて頂きます。
末文になりますが、ご来賓をはじめ多数の皆様のご列席を賜り、盛大な慰霊祭が挙行できましたこと、心から厚く御礼申し上げます。
チェンマイ戦没者慰霊祭実行委員会 一同